世代別食事の課題とポイント

私たちは人間は年齢をかさねるとともに当然身体の構造や生活環境なども大きく異なるため、食生活においても世代にあった食事というのがあります。

■中高年世代の食事

中高年になると若い時代と比べて生活習慣病が表面化しやすいためその予防が大事な時期になります。
多忙な生活のなかで食生活は乱れやすくなります。特に仕事やプライベートが忙しいとバランスの取れた食事を意識していてもなかなか難しく、外食や昼食する機会が増えていき、そうなることで脂質や食塩の過剰摂取や栄養の偏りが生じやすくなります。また、過度に栄養バランスを意識することでストレスがたまったり、運動不足になりがちにもなる世代であるため、これら全ての要因がかさなることえ生活習慣病を招きやすくなります。

従来の日本型の食事は魚類が中心でしたが、欧米型の食事が広まり、肉類のを中心とした食事の機会がふえて、肥満や脂質異常症の割合が増えてくる時期のため意識した食事をする必要があります。
またこれは全世代に言えることですが、野菜不足や果物摂取が不足することで、ビタミンA・Cや食物繊維の不足の一因になっています。
食物繊維は排便を促進するなど生活習慣病予防効果が認められており、摂取量を上げることが望まれます。